相場の流れに身を置くということ
こんにちは、アダムです。
一度、110円を見たドル円は、達成感からか失速して下落しました。
中長期的には、再度の上昇は確からしく今が短期的な押し目に見えます。
AUD/USDなんかは、ここ数年の底値付近に来ています。
「押し目買い」のタイミング。
胸がザワザワします。
昔なら、間違いなくエントリーしていたタイミング。
ここで、エントリーしようと思わないのはEAがあるからです。
「心頭を滅却すれば火もまた涼し」と言った方は、そのまま焼死したようです。
芸人が笑い話にしていましたが、とんでもありません。
この格言の本質は、そんなところにはありません。
本質は、「悟り」や「境地」といった言葉と同じ階層にあると私は思います。
死にたくない、逃げたいと思えば火が熱くないわけありません。
死ぬことを覚悟し、もはや逃げようとも避けようとも思わない覚悟があるから涼しいのです。
痛さ、熱さ、苦しさ、もろもろ取り込みその上に居座る。
欲を捨てた上に成り立つ崇高な「死に体」
この精神で臨むなら、ほぼ全ての場面で万全な取引が可能です。
今程度の相場でザワザワしているような私では至りようの無い境地です。
かつて、アメリカのスーパースターが言いました。
「自分の中にある静かな中心を見つける。」
この言葉を発し、その通りにできる。
モノが違うとはこういうことなのだろうと思います。
今の私には無理なので、それを私の代わりに実行してもらうためにEAを作りました。
私の知る限り、この世で最も臨機応変なシステムトレードです。
真理の中では常に言葉は矛盾します。
それでは、アダムでした。