手法とメンタルのバランス
こんにちは、アダムです。
円買いが進んでいます。
ドル円も106円後半から失速し、104円台での推移。
以前も書きましたが、やはり今の地合いでは「105円より上は売れば良い」ということ。
悲しいですが、信じて待つのは上よりも下の方が良さそうです。
ただ、下が相応に堅いのも事実で、「何か」が無い限り過度に円高が
進行する状況でもないように思います。
「何か」は結構近くにありそうですが・・・
今週は、102円を下値目処に、突っ込みは待機で良いかと。。。
107-108円を目指して戻りは売りましょう。
リスクというのは、世界中のあちこちに転がっており、
最早踏まずに歩けるとは思わない方が良さそうです。
地雷は大小ありますが、中には核爆弾が隠れているので
その時のための手法が必要です。
昨日と今日を明確に変え、相場に意志と方向と転換を与えるもの。
これが、「万が一」というやつですが、・・・よく起きます。
多くの参加者に、絶望と終焉をもたらした「リーマンショック」。
100年に一度などと騒がれましたが、他にもありそうで隠していそうで、気づきません。
欧州など特に怪しいですが、既にEUの金融システム全体を以てしても
贖えない程の罪と罰がありそうです。
全世界の株式銘柄をジャンルと国ごとに並べ、リーマン前後で比べましょう。
リーマン直後より株価が下がっている会社と業種と国には、必ず何かが潜んでいます。
調査には時間がかかりますが、口座破綻と引き換えならば安いもの。
時間はお金で買いましょう。出来るだけ、「投資効果」が得られるように。
時間でお金を得てはいけません。
それは有限の切り売りと同義で、投資効果は1:1以上にはなりません。
投資や資産運用で、収益の柱を構築するために何が必要か?
これは、たった二つのシンプルなファクターで「手法」と「メンタル」です。
ある手法を継続して実践するとします。
鉄則と呼べるルールを定義しますが、大多数は違反をして損をします。
何故、ルール通りに出来ないのか?
この理由を求めることが最も難しいのですが、ここを明らかにしない限りは
投資で収益を得るのは難しそうです。
ルール違反の原因は、「欲」や「恐怖」でほぼ説明可能です。
それらの感情からくるトレードを、一言で表すと「裁量」となり、
これが、私が投資において「裁量」を排除したい理由の全てです。
確かに、裁量トレードで満足出来る収益を得る投資家がいます。
しかし、そうした一握り未満も、実際にやっていることは、
「自分のルールを守る」ということを実践しているだけです。
その日の気分と運任せで、安定した収益を得ている投資家を私は知りません。
広義な意味でのシステムトレードとはそういう物で、
狭義の「裁量」という言葉に固執するので破綻します。
要は、得ている側は総じて「手法に準じたシステムトレード」を
実践しているということ。
これを可能にするためには、「メンタル」が必要不可欠です。
取引の中で多少の損が先行しても、手法を寸分違わず実行できる肝。
これが必ず必要で、それを叶えるのは「自信」の如何です。
私の手法では、損失を出しても心が揺れることはありません。
それは、「得をすることが分かっているから」で、損をする行動さえしなければ、
必ず利益方向に結果が収束するという「自信」があるからです。
手法とメンタルのバランスは常に釣り合っている必要があり、
どちらに錘が偏っても投資は成り立ちません。
投資のそもそもとは、“信じる”ことで、自らが実践する手法すら「不信」なのであれば
「何故に投資を開始したのか。」ということに問題を帰さねばなりません。
それでは、アダムでした。