呼び水
こんにちは、アダムです。
先日から、投資手法の是非判定依頼を頂くことが急増しています。
EA作成の発表から、この流れが始まっていますが、ここにきて加速状態。
恐らく、先日書いた「水位」の記事が呼び水となったのでしょう。
皆さん、多種多様なロジックを考案されています。
なかなか面白いものもありますが、総じて「ロスカット管理」を行うための
エントリーコントロールかレバレッジコントロールになっています。
これは、レバレッジ1倍で出来ることを延長させている手法の亜種です。
この亜種にも、ピンキリがあり、優秀なものはよく考察したなと思います。
基本的に、私は、探究心と好奇心を持つ人に対してはリスペクトですので、
「素晴らしいです。」と伝えます。
一方、勘違いして欲しくないのは、私が「答え」ではないことです。
為替とは、手法の数だけ奥に拡がりがあるもので、私の手法以外にも
破綻せずに利益を得続けることが出来る手法は存在するかもしれません。
そこに至ると、当然私の思慮の外なわけですから、正確な是非は
判断が出来ません。
ですから、お願いが一つ。
考案された手法が、「確実」だと思ったのであれば、それが完璧に
システマチックなものなのかご判断下さい。
そして、そうであるならば、ぜひ「EA化」を行ってください。
すでに、EA化しますというメッセージもいくつか頂いており、
頑張ってほしいと思います。
ただ、中には、私に是非判断を依頼して、良ければEAにしようと
考えていそうな方がいます。
これは他人の時間と知恵を無償で差し出せと言っているに等しく、
非常に不躾な行為です。
この類の質問には返信していません。
投資とは、自身の裁量で行うもの。
手法とは、自身の分身として相場に臨ませるものです。
そこに、他人の意見が介入しないと自信が持てない様な手法は
やる前から沙汰止みです。
EAにして、バックテストを行い、フォワードで稼働させましょう。
これが、最初の一歩です。
私の性格上の話ですが、頂いた質問には出来る限り時間をかけて
回答をしたいと思います。
優劣無く、押し並べて平等に・・・と考えています。
たまに、鋭い質問がくると、予想以上に核心を書くこともありますが、
それは、質問者の知財の範囲で、いずれ至る場所だと思うからです。
EAや実績がない手法に対して、是非判断を行うというのは、
過去が無く、現在もない空虚に対して、未来をコミットさせるという
滅茶苦茶をやっているわけです。
実績があり、現在も通用している手法が必要です。
EAであれば尚良し。
私が使いたいようなものなら、正直に使わせて下さいと言いますし、
それが答えになるような手法が届けば、サイトを始めた甲斐があります。
前回の、「水位」で例示したロジックに関して、誤解と曲解を
起こしている方がいるようなので補足します。
件の手法は、為替を捉えることの概念です。
あれを発展させることが重要ですが、あのロジックの組み換えで
正解に至るようなものではありません。
為替の概念とは、「価値を買う」ことです。
値を争おうという発想が「売り」を生みました。
この争うというのがすごく邪魔ですが、投資はこれをしないと
利が得られないように出来ています。
ですので、必然「売買」を行うことになります。
売買をするというルールには従う必要があるので、
出来るだけ争っているふりをします。
詰将棋と同じ考えですが、業者が気付く前に総意が「1」となるように
建玉構成を整えます。
こうすれば、常に「王手」の状態ですが、最後の一手は打ちません。
最後の一手は、業者に打たせるために残しておきます。
これが、「凍結」への対策です。
”王手が掛かった状態で何をするか?”
だらだらと、権利収入を貰い続けます。
これが、為替に用意された唯一の抜け道で、為替を作った最初の人と
同じことをするための方法です。
「水位」のロジックは、ポジションメイクの話をしているのではありません。
もっと、深く中心の話を書いています。
それは、「価値」の話。
価値が無くならないポジションを「1」とします。
価値変動が起こるポジションが、この「1」に対して、どのような割合で
動くのかということが重要です。
そして、価値変動が起こるポジションの「負荷」方向が無くなる点は
何処かというのを見つけて欲しいと思います。
上昇や下落は、目に見える「単価」のはなしです。
「価値」は、目に見えづらいですが、明確に業者が定義しているルールです。
そこに辿り着けば、逆からブローカーを崩すことすら可能な
不可逆なロジックが完成します。
不可逆なので、「凍結」、「強制決済」以外に取れる手段は残されていません。
いつか、サイトでも載せましたが、私は某ブローカーに強制決済を
実行されたことがあります。(一度ではありませんが。。。)
※過去記事はこちら。
あの時の建玉数は、300万通貨を超えていたと記憶しています。
因みに底値を取りに行く途中でした。
上述した、詰め将棋で言うと、王手の2、3手前といったところです。
この時点で、業者は怖くなり、震えて「損切り」したというわけです。
全体の総意が「1」となるように機能するので、一つや二つ狩ったところで
意味がありません。
ぜひ、ポジション全体で、「利得」に傾く手法をご考察ください。
業者から、STOPがくれば本物です。
私がいつまで、情報を発信し続けるかは分かりませんが、
皆さんは思考することを止めないでください。
思考は必ず結ばれます。
そこが、想定した理想の到達点ではないかもしれません。
むしろその方が多いでしょう。
しかし、辿り着けば必ず過去と現在が着いてきます。
未来のことは分かりません。
これは、いつだってそうですし、それには慣れっこのはずです。
不確定の未来に対して、過去から現在に至る「実績」を繋いだものを
我々は、「手法」と呼ぶはずです。
それでは、アダムでした。