雨霰、何ならミサイルも・・・
こんにちは、アダムです。
日銀のサプライズから数日たち、相場は再度リスクオフに傾倒しています。
やはり、中国への不安は根強く、原油価格にも回復の兆しはありません。
正直、120円レベルは多少持ち堪えるだろうと踏んでいましたが
早速割り込んできました。
ドル売りというよりは、円買い、ユーロ買いが正しいでしょう。
通貨安誘導の中銀と、買いたい市場。
相反するのはいつものことですが、これほどコントラストが
はっきりと現れるのも興味深く感じます。
マイナス金利を導入した国の通貨が買われ、
引き締め政策を発表した国の通貨が売られる。
所詮は、政策よりも圧力で売り浴びせの雨霰には抵抗できません。
どうやら北朝鮮も乗っかっているようで、何ならミサイルも落ちてきそうです。
この売りに乗るか否かは人それぞれですが、このサイトをご覧の皆さんには
待ってみることを提案します。
「売りたいチャート」の売りたい所以は、より高い場所で売りたいからで、
「買いたいチャート」の買いたい所以は、より低い場所で買いたいからです。
これが理解できれば、絶賛「値下がり中」の滝に途中から飛び込むのが
得か損かが分かります。
それがもともとで、思考の原則ですが、パニック相場ではこれが機能しなくなります。
売るのはよく落ちた後の谷か、よく上がる山の中腹です。
買うのはよく上がった後の山か、よく下がる谷の途中です。
売りたければ、「売り上がる」のが正解で、「売り浴びせる」は不正解。
そもそも、相場に対して浴びせるだけの資金量が、
あなたにあるのかないのかを考えれば、答えは導けるはず・・・
ドル円は、121円中腹からのショート。
現在119円半ばを右往左往。
どこまで落ちるのか?と訝しいですが、早晩レンジで切り戻します。
いずれにせよ、レンジは100pips切り上がっており、
その網から抜け出せる材料がありません。上も下も・・・
黒田総裁から「緩和に限界は無い」というコメントが出ました。
口先ですが、まぁ良いでしょう。
タダですし。
それにしても、日銀の金融政策決定会合など、もはや金融緩和決定会合に
なっていると思うのは私だけでしょうか?
緩和に限界はありますし、際限はありますし、臨界点はやってきます。
これは、単純に「借金」や「ローン」の仕組みと同じです。
それでは、アダムでした。