通貨バランス
こんにちは、アダムです。
各通貨のバランスが崩れ始め、シーソーゲームが始まっています。
依然として、市場はリスクオフの様相を呈しており、そうなると売られるのは資源国通貨
AUDやNZD、CADなどが標的となります。
クロス円での売りは、正解のようですが、正体を見せるまで待ちたくなります。
一方、資源国通貨同士のバランスはどうなのか?
AUD/NZDを例にすると、半年ほど続いた1.09-1.14レンジを明確に下抜けてきました。
こうみると、AUDの売り圧力が強いことが読み取れ、そのまま取引にも利用できそうです。
つまりは、NZD/JPYよりもAUD/JPYの売りを持つ方が面白そうということです。
結局、
「中国経済の減速で貧乏くじを引くのは誰?」
という問題が繰り返し出題されています。
現状では、オーストラリアがその一番手で、市場は追随する「どこか」を探しています。
矢面に立つのが、どの通貨なのかを探す期間をレンジと言いますが、言い換えると、
このレンジ状態が長い通貨ペアのどちらかが、その後の主役になりそうです。
私の言う、「山や谷の見方」はこのような考えに基づくもので、
一般的なFXの教科書、基本の”キ”の”裏”を見ます。
書籍には書いていませんが、力には必ず「入力」と「出力」があり、
その「ニュートラル」な状態が、最も注目すべきタイミングです。
ドル円も上値が重いですが、これは「期待で買って」、「事実が出ても買わされた」反動で、
120円後半~121円あたりが非常に厚く感じます。
当面、レンジが続きそうなことは目に見えており、個人的にはタイミングだと感じます。
こうして見ると、インジケータやテクニカルに意味を求めることの儚さを感じます。
寄る辺が無いのはいつものことで、定常通りに処理します。
「上値を追うのも、下値を探るのも危険」とよく言いますが、誰がそれを決めるのでしょう?
正しく疑問を持つということは、その辺に問題を投げかける勇気だと感じます。
それでは、アダムでした。