転ばぬ先の杖
こんにちは、アダムです。
2016年6月の第4週が始まりました。
ここまでも、激動の年というべき上下はありましたが、
今週は特に面白くなりそうです。
皆様、「転ばぬ先の杖」は用意していますか?
一度転んでしまうと、四肢を捥がれて立ち上がれない状況になるかもしれません。
リスクマネジメントは正確に行いましょう。
何はともあれ、まずは6/23を見極める必要がありそうです。
☆ 6/23(木)英国民投票
米国雇用統計等の経済指標も目白押しですが、注目はポンド一択でしょう。
ポンドの値が軽くなっています。
数100pips程であれば、上にも下にも一気に飛んでいきそうです。
以前も書いたように、ポンドのEU離脱は経済的に見ればデメリットしか無いわけですが、
それでも、離脱派に票が寄るのは、それ以外の「何か」があるから。
今回、特に悪意があるのはその「何か」が分かり辛いからです。
なぜ、分かり易くしないのか?
それは、主導者たちにも議論の中核が見えておらず、
終局的に「利権争い」と「責任転嫁」が始まっているからです。
ポンドの振幅ほどユーロが揺れないのは、それほど関心が無いというのが結論で、
やはり、英国は自信を持ってEUを離脱するような立場にはいないように思います。
さて、我々投資家に課せられるのはリスクの重さと被害の深さの検討です。
転ばぬ先の杖は、常に傍らに置き、石橋は叩かずに渡りましょう。
リスクマネジメントとは、事前に行うというのがセオリーですから、
この先は、「検討」が「検証」にならない様に注意が必要です。
投資を図る尺度の一つに、「リスク許容度」というスケールがあります。
ただし、この計りはいつも大抵狂っているようで、正確な値は表示できません。
「ギリシャの離脱」と「英国の離脱」
規模と、インパクトが違うと言われそうですが、底の方でやろうとしていることは
それほど違わない様に感じます。
手と手をとるために、拳を握る人種というのが少なからず存在します。
どこかの独裁国家が良い例ですが・・・
いずれにしても、私は上方向に張りますが、今回は結果が出てから
流れに身を任せても利益になる相場。
機会損失は起こさない様にしたいものです。
ただ、利食いは出来る限り早めにお願いします。
間もなく、主役が交代しそうな気もしますので。
それでは、アダムでした。