相場の支配権
こんにちは、アダムです。
ご無沙汰しております。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
緊急事態宣言も一先ず解除され、経済が再び動き出そうと
する折ではありますが、宣言解除前後でウィルスの性質が
変化したわけではないので、皆様今一度気を引き締めつつ
ご自愛ください。
我々が戦っているのは、1か月前も本日現時点でも変わらず
「新型コロナウィルス」です。
私は、海外渡航が出来ない影響でいくらかの案件で
ペンディングを余儀なくされているものがありますが
国内側の需要も多くそれなりに忙しくしております。
さて、サイトを放置していた期間にも多くのお便りを
いただいております。
ほとんどがお気遣いのメールでして、何とも温かい方々に
囲まれているなと感動しきりです。
さて、その他多かったのはやはり為替について。
とりわけ「両建て」というのがトレンドです。
このサイトは、何かしらのショックが起こった時に皆さんの
心の拠り所を映すのに丁度良い鏡です。
○○ショックで失った投資金をまた投資で取り返し、
剰え利益まで取ってやろうというのですから豪胆です。
とはいえ、どこかの懐かしい黒服オヤジよろしく。
そんな方々の心の隙間をお埋めするのが当サイトのテーマでございます・・・
為替について
私は為替に対して、自分なりの答えを一つだけ持っています。
恐らくですが「それ」はほぼ正解か、もしくは答えを知っている側の
すぐ傍を歩くことができるものであると確信しています。
「為替は明らかに操作されている」
これが全てですが、このままだと都市伝説です。
私がなぜそのように信じるかは、妄想でも偶像でもなく
プログラムによる解析により確からしく証跡を追うことが
可能だからです。
この証跡の見つけ方が、平たく言えば「聖杯」ということですが
これは確かに存在します。
つまり、この証跡を見つけていない人間は為替では勝てません。
これが99%のトレーダーが負ける理由です。
FXというものを正しく整理してみる必要がありそうです。
例えば、ある一定期間における値動きに対応できたとしても
その期間の外側には大きな溝が用意されています。
これではまずいので、その大きな溝にも対応できるように
手法をモディファイします。
そうすると、その次の一定期間では破綻しない手法が生じます。
そして、またその外側に前回よりも大きな溝が用意されています。
早めに気付くべきですが、多くの場合ここではまだ気付けません。
過ちは繰り返されます。
さらに大きな溝に対応できるように手法を改良(改悪)します。
こうすると、より破綻しづらい手法が生じます。
(以下、略)
さて、FXとはこの過程の繰り返しなわけですが注目すべきは
「利を取る」という行動が「破綻しない」という活動に
置き換わってしまっている点です。
そして、FXには上述した溝の他にも投資家から利益を
徴収するための制度がしっかりと用意されています。
これが、「スプレッド」。
利益を犠牲にして得た手法は、スプレッドという錘で
脆くも海の藻屑と化します。
気付かないのです。
最初はスプレッド分の支払いよりも、溝での損失が大きすぎるので。
溝への対応の終着として、利益が十分に薄まってきた頃に
スプレッドの重さを正しく理解します。
このように巧妙に仕立て上げられた世界で渡り歩くには
こちらも相応の工夫を凝らさねばならないことは至極当然。
この準備というのが「証跡」を見つけるということです。
そもそも、お金が集まる場所でビジネスが生じないわけがなく
ビジネスは需要と供給でバランスされるわけですから、
需要(投資家)があれば供給(胴元)が存在するのは道理。
ただし、FXの需給バランスは歪で胴元の一人勝ちです。
簡単なルールはこうです。
・FXとは用意された溝で飛ぶか、スプレッドで飛ぶかの2択
以上が、FXという活動の全てです。
脱線しましたので話を戻します。
FXではなく「為替」を知ることが重要という話です。
これは、FXが始まるずっと前から既に決まっていることですが
市場の「支配権」というやつです。
これは、私が手法を考案する際の解析画像の一つ。
通貨ペア毎のms当たりの取引量をプロットしたものです。
※正確には、他にも細々要素を追加した複合値のプロットですが
手法の肝に触れるため割愛させて頂きます。
ドルストレートの一例です。
.
GBP/USDのみ他の通貨ペアと異なる動きをしています。
これはGBPが強い弱いというような議論ではなく支配権の話です。
為替に胴元がおり、FXが彼らのマネーゲームに使用されるならば、
この後GBPは相場に対して支配的な振る舞いをするはずです。
何故なら、胴元が稼ぐために狙って乖離させたからです。
そして、これが上図の続き。
バランスも相関も度外視の、ただ胴元が得をするためにある値動き。
これの繰り返しです。
では、我々投資家はこの前提に立ってどう臨むべきか?
これがFXからの問いかけなのです。
テクニカルやインジはこのような問いかけはしません。
それは、考えている前提条件が異なるためです。
チャート(値動き)とは「未来に向かって動いている」のではなく、
「定まった過去に収束している」ということ。
であれば、順張り以外に「得」をする方法はないわけです。
私の見解ではあらゆる点において逆張りは否定されるので
使わないようにしましょう。
では、どのように収束点に向かう値動きを捉えればよいか。
例えば、その答えのヒントは私の解析画像にも隠れています。
”どの時点で”・”どのように”・”何を”しておけば”良かった”のでしょう?
マネーゲームでしっかり稼ぐには「大きな値動き」が必要です。
これが特異的な乖離を生じさせる理由です。
乖離する時点と通貨ペアを当てようというギャンブルではなく、
後手から乗れる方法がないものか・・・
はい、勿論「それ」は存在します。
理由は、このサイトが存在しているから。
少し書きすぎましたが、コロナ禍の暇つぶしにでもなっていれば
幸いです。
それでは、アダムでした。