振り子運動

 こんにちは、アダムです。


 英国のEU離脱が発表されてからというもの、上下に荒い値動きが続いています。

 特に、主役のポンド円は、一気に27円という歴史的な大下落を記録したかと思えば、
 130円割れを境に、10円程反転上昇しています。

 それでも、急落の陰線を埋めるような巻き戻しではないので、
 材料出尽くしの安堵買いというのが精々でしょう。

 少し前まで、160円台の取引をしていたので、もう少し上値はありそうですが
 強く行けるわけはないので、いずれにしても下が広がります。

 振り子運動の様なもので、支点を定めて左右に揺れます。
 為替の場合は上下ですが。

 異なるのは、環境の話です。

 振り子の理想は空気抵抗と摩擦を取り除き重力のみが作用する系であり、
 この環境では、永久に運動を続けます。

 一方、為替から空気抵抗(市場操作)と摩擦(政治)を取り除くことは出来ず、
 故に、エネルギーの状態遷移を等しく求めることは出来ません。

 それでも、その環境において「永久に在り続けたい」と考えるなら、
 「時間」を味方につけるしか道はありません。

 ヘリコプターマネー等と騒がれていますが、これは量的緩和の究極ツールで
 お金を配るから消費してねというのが狙いです。

 質的な緩和政策に踏み切った日銀にこの道筋が見えるのか?

 まずないでしょうね・・・

 それでも期待するのは、「ナニカヤッテヨ、ニッポン。」といういつもの悪癖です。

 付き合って、デフレ下での増税を強行していますので、
 “何をするか分からない”という意味では、期待よりも不安が大きいです。

 そう言えば、ヘリマネ的考えが大好きなバーナンキ氏も最近取り沙汰されていますね。

 要は、緩和に関して日銀は「出来ることを全てやった。」状態ですので、
 やはり、円高トレンドを覆すのは並ではなさそうです。


 

 上にも下にも値が軽く、不用意には近づけない相場に見えます。

 挑戦するなら、低ロット。

 利益のことは、ドル円を売ってから考えます。

 利確の目処は103円、欲張りたいなら102円、目標設定は101円辺りを見込みましょう。

 直近ではという話です。


 中期的には、もう少し下を見ておくのもよさそうです。

 とりあえず、95円は見てみたいですが、それより下は戦略を以て「買い」一択です。

 いつか来る的を目掛けて、日々のトレードを消化します。


 今後も、揺れに揺れそうですが、寄る辺が無いのはいつものこと。

 どこからでも買えて、どこまででも売れる手法を考えましょう。


 それでは、アダムでした。



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