投資の階段 -Transparent Stairs-
こんにちは、アダムです。
投資には、段階(ステップ)があります。
これは、全ての業界に共通しますが、その人に見合った階層が割り当てられます。
企業や、社会の枠組みでは、経験や知識、血縁や権力によって決定されます。
これは、定量的な評価というよりは、第三者からの定性的な評価によって
紐付けられることが多く、曰く不平等というヘイトと共に存在します。
投資における段階とは、もう少し分かり易く、定量的な評価によって
多くのことが決まります。
その主な構成成分は、「財力」で、これが唯一変わることのない真理です。
最初から持ち合わせていない場合、0からスタートを切る必要があります。
この時に、皆が必ず選ばなければいけない道が「投資の階段」です。
この階段は、1段目が最も登りやすく、最も長距離になるように
設定されています。
この長さは人それぞれで、一生をかけて1段目を歩む人もいれば、
数ヵ月で2段目に踏み込む人もいます。
この距離の尺度が重要で、多くの場合、物理的な長さではなく、
精神的な距離(幼さの象徴)に比例します。
例えばこんなもの、
「月利数十%の投資案件」
夢のようなお話しです。
一生を一段目に費やす人は、この案件が大好きですぐに飛びつきます。
「きっと、この案件はすぐに定員がいっぱいになるだろう」と考えるからです。
直ぐに2段目に踏み込む人は、もう少し慎重に観察します。
「本物であれば、直ぐに定員がいっぱいになるだろう」と構えるからです。
仮に「本物」であった場合、直ぐに行動を起こした前者は勝ち組です。
仮に「偽物」であった場合、慎重に判断した後者は勝ち組です。
両者の思考の相違点は、行動を起こすか起こさないかではなく、
「実損」を被る可能性を検知できたか否かが焦点です。
1段目の距離が長い人の特徴は、常に「実損」の生じる選択を
行う傾向が強いということが言えます。
彼らは、自己資金が無くなるまで止まりません。
基本的には。
「投資の階段」というのは、見えづらく、感じづらく、気付きづらいものですが、
一歩目のハードルが非常に低いのが特徴です。
この特徴は、世にはびこる「詐欺」の性質とイコールですが、
大企業が看板をぶら下げると、人は途端に従順です。
私は、この階段をTransparent Stairs(透明な階段)と呼びます。
見えづらいですが、珍しく綺麗で魅力的です。
詐欺は、詐欺的であるほど蠱惑で、訴求力を増します。
この手法は、多くのマーケティングに使われてきました。
ちょっと怪しいと警戒しますが、怪しすぎると好奇心が勝ちます。
好奇心が勝つと触れてみたくなり、一度触れると奴隷です。
人は自己否定が出来ませんので、心理学的に見ても正しい導入です。
しかし、この透明な階段は、2段目に上ると途端に前途が拓けます。
それは、1万円を10万円にすることと、1000万円を1億円にすることの
相似性に気付くことが出来るからです。
3段目まで登れば、投資家としてはほぼ上がりで、次の展開を模索し始めます。
ここから、実業に繋ぐ人もいますし、そのまま海外逃亡する人もいます。
成功者と呼べるのはこの辺からですが、2段目からの距離はそう遠くありません。
最近、実績を掲載している投資について、月利数十%はあり得ないとか
書いているだけで、実践者はいないだろうというようなメールをもらいます。
極少数なのが救いですが。
実践者はいますし、皆実績に近しい利益を得ていますが、
わざわざ証明する必要もないので、無視です。
恐らく、一生をかけて一段目を彷徨い続ける側の人でしょうから、
私とは接点が無いので問題ありません。
投資で利益を得るということよりも、私が偽物か否かということの方が
彼らには重要です。
私は、一つの意志と共にこのサイトを運営しています。
そのテーマは、”新しい人脈形成の構築”で、現代だからこそできるアプローチです。
これは、研究であり、挑戦であり広義では求道です。
-透明な階段を登りきること-
駆け込み寺ではありませんが、手掛かりを散りばめていければと思います。
今回のエントリーは、現時点の自分自身を顧みて頂くために書きましたが、
成功者として、後から読み返しても違った見方が出来ると思います。
それでは、アダムでした。