安居危思
こんにちは。
アダムです。
ロシア情勢の緊迫。
私の友人やビジネスパートナーも欧州に多くおり、
実際にウクライナにも数人おります。
どうか、彼らに一日も早い平穏が訪れることを強く祈ります。
ロシアが望むのは、東側と中央で西側には興味が無いように
思いますが、今のロシア大統領の異常さは常識では図りづらく
強いロシア、強い皇帝、そしてあの頃のソ連の栄光を
望んでいるようにも思えて不気味です。
このような指導者が現れると、核は抑止力ではなく
ジョーカーにしかなりません。
誰が、そのカードを切るのか。。
こういう未来だけは絶対に避けねばなりません。
さて、投資の話をしましょう。
為替の取引スタイルには大きく分けて2種あります。
・順張りトレード
・逆張りトレード
多くの場合、逆張りトレードが使われると思います。
これは、相場はレンジと呼ばれる値動きを形成し易く、
時々の価格レンジで上下を張れば、安定して収益を得られるためです。
私のメインアルゴリズムは、これとは逆に順張りの
トレードを主軸とする仕様です。
この手法だと、トレンドが出た場合に大きく利を伸ばすことが
可能となり、損小利大という収益モデルが形成しやすくなります。
しかし、私のメインアルゴリズムのように強過ぎるものは証券会社から
様々な制約事項を設定されます。
これは、利害の不一致ですので仕方がないことです。
詰まるところ、私の利益は証券会社(LPや銀行含む)の損失なので
いつまでも条件なしに共存することは出来ません。
圧倒的な玉数で相場を制していくようなロジックもあります。
上のものは、私が作成したアルゴリズムの一つですが、
順張りで高速にエントリーと決済を繰り返します。
相場が一方向に動いた時には、そちらを追いかけとことんまで
利を乗せるスタイルのアルゴリズムなので、高収益ですが
証券会社には嫌われます。
1ヶ月稼働出来れば資産を10倍以上に出来ますが許可はおりません。
一方で、逆張りのアルゴリズムはこの点に大きなメリットを持っています。
逆張りであれば、こちらの建玉に対する受け手が豊富にいるので
証券会社やLPが痛むことのないトレードが可能となります。
実は、兼ねてからこのような大きな建玉の入るアルゴリズムの
開発依頼は証券会社オーナーから複数頂いており、私自身も
興味を持っていることの一つでした。
ただ、これを開発しようとするとかなり困難なことが分かります。
やる前から分かりますが、相場の逆に張るという行為は
私の様な順張りトレーダーからすると、リスクでしかないからです。
昨年から本格的に試案を始め、パートナーであるトップトレーダーの
ノウハウを以って、やっと理想としたものが完成しそうです。
開発中のアルゴリズムは、理論上100億円程度の運用には
耐えられる設計なので、余裕を持ちその半分程度までを目安に
稼働が出来れば良いかなと考えています。
紆余曲折を経てここに至り、相場を俯瞰で見渡した時、
挑むべきものが、チャートではなくレートでもないことに気付きます。
トレードとは(或いはロジックとは)、張り方の如何ではなく
備えることにこそ真意があります。
”安居危思”
狙うように狙うこと
思うように行うこと
これらを全て一にすることがトレードであると最近気づかされました。
それでは、アダムでした。