何をか言わんや
こんにちは、アダムです。
為替がどんどん緊張を高めているのが、手に取るように分かります。
ドル円も105円付近で揉み合いです。
ここで「何をするか」の選択が必要です。
①リスクを考え運用を止める。
②リスクに身を投じ一攫千金を狙う。
③リスクを取らずに一攫千金を狙う。
当然③が良いですが、なかなかそうはいきません。
では、多くの方が①か②を選択することになりそうですが、
大多数は②を選択します。
一か八かを行うのが、「投資」と考えている方が多いので
そちらが多くなりますが、既に終わっていることに気付くべきです。
先日も書いたように、「105円以上は売れば良い」という言葉の
理解を試される時が間もなくやってきます。
私の考えは変わりませんが、きっかけは早く与えて頂きたい。
今年の頭から、その準備と覚悟は出来ています。
実は、もっともっと前かも・・・。
こんな時、詐欺EAの販売者は「さぁ、リスクです!止めましょう!」と
満面の笑みでアナウンスします。
出来るだけ長く、可能な限りゆっくりと騙されて下さい。
”指標によって止める”、”相場によって止める”というのは、
平たく言えば「気分で止める」と言っているのと変わりません。
これでは、ギャンブルと同じで、何も為替を実践する意味はありません。
値の上下に価値を見出そうとすると、そこから抜け出せなくなります。
真に価値があるのは、レートではなくポジションでもなく手法です。
どんな場合も、解決可能な「一つ」というのが重要で、
いくつも持っている必要はありません。
解決の糸口になり得るのが、「両建て」ですが、大抵は「片建て」でも可能です。
出来損ないは、不可逆的な理論しか提供出来ないので破綻します。
これが、「やめて、止めて」のEAです。
気付くのが既に遅く、使い始めた時点で手遅れです。
横断歩道を渡っていると仮定して、歩く時間が違うだけだということに
気付いて頂きたい。
深夜や早朝は、安全です。
交通量が少ないので。
休日や日中は危険です。
交通量が増えますので。
結局、赤信号を渡っていることに変わりありませんが・・・。
一方、可逆的に解決可能なロジックというのは、青信号しか渡りません。
ある時点で売りを持ちます。
また、ある時点で売りを持ちます。
ナンピンというやつです。
レートが上がると含み損が広がります。
この含み損を、解決する手段が3つあります。
一つ、損切りをする。
二つ、含み損に耐え、レートが戻った段階で決済。
三つ、両建てをして、含み損の増加を止める。
この中で、一番の愚策はどれでしょう?
答えは3つ目です。
というか、全部だめですが、中でも3つ目は悪手です。
1と3はやっていることは同じですが、意味の有る無しで若干1の方が質が良い。
2は、資金の多寡にもよりますが、大富豪なら良いでしょう。
それでは、どうすれば良かったのか?
答えは既に書かれていますので、深追いは致しません。
為替に用意されているのは、原因と結果で。
過程は利益を得る行為に、何らのインパクトもありません。
可逆的とは、売り買い、ロット、建玉数のみで語れる手法のことで、
値幅やインジは不要です。
先ずは、建玉数が偶数か奇数かで手法を検討して下さい。
いつでも利益を得ようと思うと、必ず偶数の手法が必要です。
手法の鋭利な部分は、どこかの一部ではなく、全体です。
これが、手法全体が機能するということで、
始めた時点で既に得をしていることが分かります。
今の相場は、手法として必要な1つか2つを自然に満たしてくれています。
あとは、どちらかという話ですが、それは初めの方に書いています。
要は、今の様な雁字搦めの状態をいつでも作り出せる手法が最良だということ。
そうではなく、希望や期待や理想や気紛れで切った張ったを行うEAでは・・・
何をか言わんや。
それでは、アダムでした。