マニュアルレス
こんにちは。
アダムです。
連日20度を超える日が続いていましたが、
これは5月頃の気温の様ですね。
どおりで過ごしやすいはずです。
また少し寒の戻りがありますが、5月への期待で
何とか乗り越えられそうです。
為替については、また相場の思惑が一つの場所に
収束しようとしていますね。
ドル円など顕著にその傾向が出ています。
するすると上値を伸ばしていき、118~119円台を
うろうろです。
2016年末頃に上髭で付けた水準以上です。
当時は、そこを頂点に下げてきました。
次に興味が出るのは、2015年5月中旬に付けた
125円台後半を見に行くのかというところ。
どちらになっても特に驚きはしません。
上記の中期チャートを見て、違和感を持っていただけると
このサイトをやっている甲斐があります。
わざと移動平均線とボリバンを表示することで、
チャートを汚しています。
インジケーターは為替で破綻させるために用意されたツールです。
相場には、またも操作の手が入ってきており、
投資家は片道切符を握らされています。
相場の思惑を考察するときは、相関、需給、心理を
正しく見ていく必要があります。
例えば、ドルレートと原油レートの関わりについて、
セオリー的には逆相関の関係にあると言われます。
・ドル安=原油高
・ドル高=原油安
こういう関係です。
現状は、ドル高=原油高となっており、
この関係が崩れています。
実はこのような動きは特に珍しくもありません。
いつでも、このような現象は起こっています。
それでも、相関だ逆相関だともっともらしくいうのは、
信じ込ませたいのか、それしか知らないかのどちらかです。
オイル関連で鉄板だと言われていた手法があります。
ストラドルですが、ガソリンと灯油を使った手法です。
原油からガソリンを作る時に灯油も作られますが、
夏に灯油を買う人間は少ないので、そういう市場原理を
利用した需給目線での手法です。
これは、確かに機能する手法で、年間20%程度ですが
安定して利に出来ます。
私は退屈なのでやりませんが、当時の同僚はせっせと
行っていたのを思い出します。
手法とは、こういう「原理」とか「原則」に沿って
組み立てるもので、インジケーターやテクニカルは
用いられないのが特徴です。
マニュアルレスであることが肝要で、使うために取説を
必要とするものは役に立ちません。
理由は、人が経済活動を行う時に取説があるか否かを
考えれば分かります。
大抵は、買いたい時に欲しい物を買いますし、
いらなくなったら売ります。
為替の値動きに話を戻すと、参加者の大勢が気にする
「点」を敢えて作っておくことで、胴元はマニュアルレスで
大勢を刈り取ることが出来るということ。
この「点」を作るのがテクニカルであり、
これらを総称して「悪意」と呼びます。
これが、FXで得をするには「面」で捉える以外には
方法が無いと私が何度も書いている理由です。
相関とは循環の結果。
循環とは点の連続ではなく、面の連なりで形成されます。
それでは、アダムでした。