ドバイのゴールド事情について
こんにちは。
アダムです。
移住関連や国外の情報記事についてちょくちょくお問合せを
頂くので、今日も少しその辺の話題を書いてみます。
ドバイという国があります。
漠然と富裕層の集まるお金持ちの国というイメージを
持っている方が多いのではないでしょうか?
確かに、ドバイの平均年収は1000万円と言われており
日本の2倍以上というのは事実です。
しかしこれには、絡繰りがあります。
ドバイには、UAE人と非UAE人が住んでいます。
上の年収は、UAE人の平均値となります。
UAE人には公務員が多く、私の知人もほぼ国の役人です。
ただでさえ高収入ですが、ドバイはタックスヘイブンであり、
給料がそのまま手取りとなるので、日本人の1000万プレーヤーより
遥かに裕福な生活をしている印象です。
一方、非UAE人の年収は700万円前後というところだと思います。
因みに、非UAE人の中でも労働キャンパーになると年収は100万円を
切ってくるのではないかと思います。
貧富の差はなかなかに激しいです。
こんなドバイで有名なのがゴールドです。
街のショッピングモールには、ゴールドが購入できる
自動販売機などもあります。
私の友人に、ゴールド関連のビジネスをドバイで始めようと
移住した人間がいます。
ただ、ゴールド関連のビジネスに関しては、結構難しいことが
多いらしく進捗は芳しくないとのことです。
この理由は、ドバイ政府の管理強化が原因のようです。
元々、ドバイのゴールドスークは政府によって非常に厳格に
管理されています。
ドバイのゴールドスークでちょっと珍しいのは、22金が購入できること。
あまり聞き慣れないグレードですが、ドバイの金取引の中心は22金です。
純度は91.7%で、ある程度のデザイン性もあり、資産性も高いので
お奨めです。(24金は99.9~100%)
24金よりも22金の方が高額になるケースもあるのでなかなか面白いです。
観光ついでにドバイのゴールドスークには行ってみると良いと思います。
注意点として、路地裏の店舗などは絶対にダメです。
まがい物や偽物も売られていますのでご注意ください!
また、2023年6月から遂にドバイでも法人税が設定されます。
9%程度且つ年間所得が1200万円程度以上の会社のみが対象で、
UAE国内でビジネスを行っていない場合は対象外なので、
税金対策でドバイに籍を置くペーパーカンパニーの有意性は
そこまで損なわれません。
因みに、個人所得については引き続き無税です。
この辺は金融ハブとしての自国の立ち位置を堅持したものでしょう。
観光もそうですが、移住先としてもお奨めの国です。
それでは、アダムでした。