利食いと損切り
こんにちは、アダムです。
投資家にとっての最大のテーマであり、一生の宿題です。
「利食い」と「損切り」
よく、「損切りラインは、事前に決めて必ず守る。」というのがあります。
やってみれば分かりますが、損切り10回以内で8割の人が臆病になります。
これは、所謂「損切り貧乏」になっている気がして悔しくなるからです。
そうなると、損切りラインを取っ払ってみたい衝動に駆られ
実行に移すと爆下げや爆上げにあって破綻します。
利食いにおいても同じ問題は付き纏いますが、同じなので書きません。
大きな問題は、「ルールを守っていれば良かったのに・・・。」という経験を
何度繰り返しても、結局同じことをしてしまう人間の弱さにあります。
「もう少しでリバウンド(反転)するだろう。」
「もう少し利が伸ばせるかもしれない。」
根拠や確信は何もなく、突き動かすのは「・・・だろう」と「・・・かも」のエゴイズム
つまり、初めに決めるべきは「ルール」ではなく「覚悟」だということです。
過去に、[負けトレーダーの反対売買をすると勝てるのでは?]
というような、挑戦的な商品が販売されていました。
主催者はアホですが、切り口は好みです。
例えば、負けトレーダーが「自分が思ったことと反対をする。」というルールで
取引をしたとしても絶対に勝ちトレーダーにはなれません。
これは断言出来る事実で、理由は上述した“エゴイズム”が必ず作動する為です。
負けの反対は勝ち等、論点のすり替えであり「見るべき場所」を遠ざけます。
問題の基点を潰すならこうするしかありません。
「もう少しでリバウンドするかもしれないと思ったところで損切り」
「もう少し利が伸ばせるだろうと思ったところで利確」
こうすれば、幾らかマシなトレードが可能です。
損切りと利食いの間に大小関係は無く、どちらも同じく「重要」で「難題」です。
私のEAも、非常に大きな含み益を持ちますが、これの利食いにはいつも悩みます。
答えが出ないことは分かっているので、妄想と同じですが
差益に頼らずとも資産が増える仕組みなので客観的に臨めます。
確実に言えることは、
-利食いが出来ない人は、損切りも出来ない。(逆もまた真なり。)-
これは、例外なくそうなります。
それでは、アダムでした。