EAの賞味期限について-2
こんにちは、アダムです。
前回、予想外に長くなりそうだったので2回に分けた
「EAの賞味期限」についての続きです。
EAの賞味期限について
まず、前回の話の中で、一旦通用しなくなったEAの
その後について大きく3パターンに分けました。
①もう二度と使わない
②再度使える相場がきたら使う
③定期的に最適化を行いながら使用を続ける
上記について解説していきましょう。
①は潔いので置いといて、②のやり方で
お奨めなのはこうです。
一旦リアル稼働を停止する。
デモに移行して、稼働を続ける。
デモの成績が良くなってきたら、リアルに戻す。
続いて、③はどういうことかというと、
EA検証の一つに、最適化と呼ばれる手法があります。
これは、直近の値動きで最も高パフォーマンスな
設定値を検索・抽出することです。
これを、月1回行い、常に相場に対して最適な
設定値で稼働させることが出来れば、賞味期限は
訪れないのではないかという考えです。
実際にEA販売者には、この定期的な最適化を
アフターフォローと謳い、月額制サービスとして
提供しているところもあったりします。
まぁ、②も③もひとつのEAを長く使い続ける方法としては、
良いのかもしれません。
エコというやつです。
では、それらの欠点も同時に考えてみましょう。
それでは、②の欠点について。
まず、何故一旦リアル稼働を止めたのかを考えてみます。
簡単ですが、ドローダウンをしたのですね。
一回なのか数回なのかは分かりませんが。
この状態で、また稼働を再開してもこの繰り返しになるのは明白です。
リアル→ドローダウン→検証→リアル→ドローダウン→・・・
ドMです。
これを、何年もずっと続けている方が実際にいたら尊敬します。
試合に負けて、勝負に勝てなくてもリングにいるタイプです。
ケンカはしたくありません。
続いて③ですが、これは最も質が悪いと思います。
特に、これをサービスと称してお金を巻き上げている輩には
騙されてはいけません。
手法がどうの、ロジックがどうのという前に、月額いくらで
Ver.アップをしないと使えない様なものを販売する時点で腐敗臭がします。
「何度かドローダウンしました。
そこで今回、ドローダウンしない仕様に改変しました。」
というようなEA販売者も同様です。
最適化もVer.アップも詰まる所、カーブフィッティングでしかありません。
取引手法、売買ロジックにおいて、
AでだめならB。
というのは、
BでだめならA。
と同義ですので、イタチごっこが始まるだけです。
一番良いのは、相場に合わせ最適なEAを選択できる千里眼を
持つことですが、これを論じるならば、それができればEAは
不要というところに議論を帰さなければならないのでムダと
いうものです。
次に良いのは、上述した①のように損を受け入れ二度と使わず、
色々なEAを試すことですが、これは、アラブのお金持ちなんかが
趣味でやるか、報酬目当てのアフィリエイターがデモ口座で
やるべきことで、少なくとも一般投資家が選ぶ道ではありません。
苦肉の策で、EAのポートフォリオ運用などと、のたまう人もいますが、
未完成なEAを寄せ集めても順番に負けていくだけですので決して
鵜呑みにしてはいけません。
私はというと・・・
どうすればいいの?
FXではどうやっても勝てないの?
という悩みにお答えしたいのでサイトを立ち上げたりしています。
色々と否定ばかりではつまらないので、良いEAの選び方も書きたいと
思いますが、長くなるので次に回します。
それでは、アダムでした。