ユーロ問題と裁量トレード
こんにちは、アダムです。
前にも少し書きましたが、ユーロが下落しています。
ギリシャのデフォルト懸念が引き金ですが、中銀の金利引き下げ方針の方が
インパクトは大きいです。
良くメールを下さる方から、
「アダムさんは、今ユーロドルで裁量取引をしている様なことを
書いていましたが、今後の展開についてどのようにお考えですか?」
というメールが届きました。
私は、投資助言業者ではないので具体的にあーだこーだと言えませんが
今後のユーロドルについては「売り」が有利だと思います。
あくまで、私ならですが。
まあ、やみくもに売ってもダメでしょうが。
FX投資家は陣取りゲームが大好きで、必ず「買う方」と「売る方」に分かれます。
「両建て」大好きは、私のような変わり者のマイノリティだけです。
「売り」「買い」どちらが正解なのかは答えが出るまで分かりませんが、
一般の投資家は、出来るだけ有利な方に便乗します。
さて、ユーロ懸念ですが、ギリシャが話題の中心の様に見えます。
これも考えれば分かりますが、ギリシャの離脱はEUにとって
マイナスでしかありません。
経済面ということではなく、安全保障上の都合が多くを占めます。
ギリシャ離脱→ロシアと手を組む(別に中国でも構いませんが。。。)
EU諸国にとって、これほど嫌なことはありません。
デフォルト如何に関わらずEUからギリシャを離脱させることは無いと思います。
デフォルトしてユーロ離脱はあるかもしれませんが・・・
ギリシャもそれが分かっているので強気です。
ユーロに残された道は、内部でギリシャと上手く着地し
外部へは燻っているように見せることです。
火種は決して消しません。
これが、私がマネーゲームと例えた答えです。
投資家の視線は、既に金利政策に移っていなければなりません。
誤字・脱字に囚われて、本質的なエラーをチェック出来ていないことが良くあります。
今回もそれが起こりそうで、その時が裁量の止め時です。
いずれにせよ、ギリシャ問題に一応の合意が出たところで
ユーロは大きく買い戻されます。
いくら跳ねても、1.15~1.16付近でしょうが。
所詮そのレベルは、売り場以外の何者でもないのでしょう。
さぁ、その時どうするか?
正解は、ポジションを持たないことです。
明らかにそこが止め時ですが、普通の人は止められません。
ギリシャ問題から、金利政策に問題がシフトします。
コントロールが中銀に移った時点で止めましょう。
過去何度も失敗したことです。
そこから先は、聖域のようなもので上も下も無くなります。
裁量でそこに立ち入るには、「センス」か「運」か或いは「その両方」が必要です。
自分に無いと思った方は、一番エントリーしたいレートで我慢をしてください。
恐らくそれが最も有利な決断です。
我慢をした後、この記事を初めから読んでみてください。
何が書かれているか理解できると思います。
それでは、アダムでした。